

苧麻
前回も触れたのだけど手績みの苧麻の話。 苧麻や大麻は縄文時代から木綿の栽培が普及する江戸時代頃まで布などの素材としてよく使われた。 正倉院展でも上着や肌着など毎回なにかしら展示されている。 苧麻は現代でも線路脇や土手など身近な所にわりと生えている。...


着物考 その三 四十路コーディネート
四十路を迎えたら、着物を見る目が変わったようだ。じわじわくる変化ではなく、急なものである。 加齢によりコーディネートに足し算が増えて、年齢としても許される範囲が広がったのだ、と考えている。 着物は何歳になっても着れるからいいと聞くことがあるが、実はそうでもないことが着てみる...


手績みの麻
麻の季節がやってきた。 現代、麻というとリネンが一般的だが ひと昔前の日本で麻というと大麻と苧麻(ちょま)が主であった。 以前私は麻などの天然の素材や布を扱うお店にいた事があり「手積(てう)みの麻」は好きな素材の一つだ。...


着物考 そのニ 沼地
これから着物を着てみたい方に先に断りを入れておくと、着物は沼であると申し上げたい。 最初は恐る恐る足を踏み入れても慣れというのは恐ろしい。気がつくと足元どっぷり沼にハマっている。 ひとつには自分好みを見つけ出すには時間がかかるというのがある。洋装の好みはわかっても、和装とな...



















