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引き染め

引き染めは染める前も後も気を遣う場面が多々ある。

染め終わって乾燥させる時もそのひとつ。


染めた後乾燥していない時は生地に色素が定着していないので生地の中の水の動きに乗って色素が動いてしまう。

なので吊ってある生地が傾いているとそちらに色が寄ってしまったり

部分的に早く乾いたりするとそこへ色が集まってその部分が濃くなってしまったりする様なこともある。

絹はこのような動きが顕著で、特に着物は合い口の色が合っていないといけないのでより気を遣う。


均一にちょうど良い時間で乾く様にお守りをしなければならないので染めた後も気は抜けない。






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