着物考 その四 ゆかたがわり
今年も当然のように猛暑の夏がやってきました。 着物も気候に合わせ、着用においての決まりごとは柔軟にならざる得ないところです。 「ゆかたがわり」という言葉があります。元々は浦澤月子さんの著書の中で見つけました。 暑い中、おしゃれも大変なので涼しげに気楽に装いましたという着物の...
【出展】色匂ふ様主催 FIRE WORKS at 神楽坂フラスコ
本日より当方のストールを出品させていただいております。 ※在廊予定はございません。 夏に涼しげなガラスの作品をぜひご覧ください。 詳しくはこちらよりご確認ください。 https://www.ironihofu.com/ 「FIREWORKS」展 [ 会 期...
苧麻
前回も触れたのだけど手績みの苧麻の話。 苧麻や大麻は縄文時代から木綿の栽培が普及する江戸時代頃まで布などの素材としてよく使われた。 正倉院展でも上着や肌着など毎回なにかしら展示されている。 苧麻は現代でも線路脇や土手など身近な所にわりと生えている。...
着物考 その三 四十路コーディネート
四十路を迎えたら、着物を見る目が変わったようだ。じわじわくる変化ではなく、急なものである。 加齢によりコーディネートに足し算が増えて、年齢としても許される範囲が広がったのだ、と考えている。 着物は何歳になっても着れるからいいと聞くことがあるが、実はそうでもないことが着てみる...
手績みの麻
麻の季節がやってきた。 現代、麻というとリネンが一般的だが ひと昔前の日本で麻というと大麻と苧麻(ちょま)が主であった。 以前私は麻などの天然の素材や布を扱うお店にいた事があり「手積(てう)みの麻」は好きな素材の一つだ。...