

墨染の麻帯
暦は大暑。 夏らしい日が続いています。 少し遅ればせながら麻帯が仕立て上がってきました。 地は墨で染め、中濃度のグレー。単色ながらも手績みの麻と掛け合わせが良く、深い味わいに仕上がりました。 存在の厚さで言えば、季節は夏に限らず、春〜初秋にかけ、紬の着物なんかとも相性が良さ...


苧麻布
苧麻の手績み糸は硬く柔軟性があまりない。 なので縦、緯糸とも手績み糸で織ると糸同士が密着せず隙間ができる。 この隙間が程良い透け感をだし、見た目にも涼しさを演出してくれる。 のれんだとうっすら覗く向こう側に入ってみたいという気を起こさせる。...


着物考 その五 誂えの時間
暦は小暑。しばらく暑い日が続く夏らしい季節ですが、着物を誂える時間軸で考えると、シーズンは秋、冬、もしかしたら年をまたいでのイベントに合わせたり、何年か先の行事に向けてなど、さまざまであると思います。 夏物であっても、来年にはこういった着物を着てみたいなども、あるかもしれま...
















